starch
のりの話
シマクリではワイシャツのノリの硬さを指定していただけます。
ところで、ノリの硬さって何?
ノリをつけるというのは、主に綿、麻製品のシャツやシーツなどにハリを持たせるためにデンプンや化学製品のノリを水に溶かしたものに漬けることを言います。
ノリをつけたものはパリッとした感じになり、つけないものは柔らかい仕上がりになります。
ノリをつけるメリットは、このようにハリを持たせることでシャツのエリやカフスなどがキチンとしたイメージになる、という他に汚れ落ちが良くなるということがあります。
ノリをつけないと、汚れは直接布地に付着しますがノリがあるとノリに汚れがつき洗濯で、ノリと一緒に洗い流れてしまうためです。
ところが、このノリもやっかいでして・・・・。
上で、「デンプンや化学製品」と書きましたが、ノリの種類も様々。
簡単に使用できるのは化学製品ですが、どうも感触が余りよくなく
また、洗ってノリが完全に落ちる具合も思わしくないように感じます。
そこでシマクリでは、デンプンのノリのみを使用しています。
デンプンは粉(片栗粉と同じです)なので、これを水に溶き蒸気で加熱して糊化して使用します。
毎日変わる洗濯物の量、気象状況により、ノリの量も調節する必要がありますがそこを長年の勘で行っています。
また、シャツなどの素材によってもノリの効き具合が変わりますので
お預かりの際、お好みに応じて「のりぬき」「うすのり」「のりつけ」でお申し付けくださいませ。