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衣類の虫食いを防ぐには
こんな虫を見かけたら要注意!です
丸いほうが「ヒメマルカツオブシムシ」
長細いほうが「ヒメカツオブシムシ」の幼虫です。
いずれも大きさは5mm程度の小さな虫。
他にもイガやコイガなど小さな毛虫、イモムシを室内で見かけたら衣類が「虫食いの被害」に遭っている可能性が非常に大きいです。
どうしたらいいの?
まずは確認!
- タンスやクローゼットを確認
- たたんであるセーターなども広げて確認
- 特にウール(羊毛)や絹などを確認
- 汚れた物は、綿、ポリエステルも食われます
- もし生きた幼虫がいたら取り除き陰干ししてから、すぐに衣類用防虫剤を使用して収納してください。
- これらの虫は気持ち悪いので割り箸などでつまむか、ガムテープなどでくっつけてしまいましょう。
- 間違っても衣類に直接、殺虫剤などを噴霧しないようにしてください。シミやダメージの原因になります。
なんで虫がつくの?
幼虫が育つために衣類を餌にするからです。
- 成虫は害はありません
- 外出先等で衣類についた卵がタンスなどで孵化します
- 衣類用防虫剤が効果的です
写真でご紹介した虫以外に「イガ」や「コイガ」といった虫も衣類に食害を与えます。
どうしたら防げるの?
衣類のクリーニングと防虫剤の使用が効果的です
- 汚れていると化学繊維でも食害に遭います
- クリーニングとスチーム仕上げで卵は孵化しなくなります
- 防虫剤の使用で安全に駆除(忌避)できます
- 湿気と温度を管理しましょう
次の点に注意してみてくださいね
- まずはクリーニングに出してください。その際にきちんとスチーム仕上げと完全乾燥をしているお店を選んでください。セーター等、包装ポリ袋のまま太陽に当てて、内側に結露するようなら乾燥不十分です。すぐに袋から出して陰干ししてください
- 当店は完全なスチーム仕上げと専用台による完全乾燥を全品実施しています
- クリーニング店のポリ包装は幼虫にとっては快適なビニールハウスです。必ず袋から出して収納しましょう。適度な湿気と温度で卵は孵化し幼虫が発生します。つまり衣類を乾燥させて防虫剤を使えば駆除出来ます。梅雨の季節までにクリーニングするのが効果的です。
- 収納場所を清潔にしてください。衣類が綺麗でも収納場所が汚くては意味がありません。タンスの引き出しは年に一度は中身をすべてを出して掃除しましょう。
- 当店ではタンスのクリーニングはお引き受けできません(^^)
- 衣類を詰め込み過ぎないようにしましょう。防虫剤は有効成分が空気に溶けて衣類に効果を発揮します。ギュウギュウ詰めでは効果がありません。
防虫剤の効果的な使用法ってあるの?
- 美味しくないので絶対に食べないでください。特にお子様にはご注意ください。もし食べたらすぐにお医者様に。
- 正しい使用量を守りましょう。たくさん入れれば良いというものではありません。また少なすぎると効果がありません。防虫剤のパッケージを良く読みましょう。
- 密封した容器を使用してください。クローゼットに置きっぱなしや部屋に平積みなどは、虫に対して無防備です。
- 薬剤の種類を統一しましょう。複数の異なる成分の防虫剤を使用すると化学反応で溶けて衣類にシミが出来てしまいます。他の薬剤と反応する心配が少なく効果があるエンペトリン製剤をおすすめします。
不幸にして大事な一着に穴が・・・・
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